わたしたちのSDGs
中村タイル株式会社は、年間で約3万平方メートルの施工を手掛けています。これだけ多くの現場をお任せいただくと、それぞれの現場では多くのタイルを使用します。スムーズに工事を完了するには、タイルを「少し多め」に調達する必要があるため、それぞれの現場で少量ずつタイルが余ることになります。年間で約3万平方メートル、これだけ多くの施工をこなしていると余ったタイルも膨大な量になってしまいます。これを無駄にしたくないという思いから始まったのが、中村タイルのSDGsへの取り組みです。
余ったタイルとはいえ、全ては未使用の新品です。しかも実際の施工に使用される付加価値の高いタイルです。もちろん品質には全く問題がなく、個人のお客さまがホームセンターなどで目にするタイルとは違って、プロが使用する本格仕様です。こうした価値のあるタイルを使わずに処分するのはもったいないことで、SDGsが目指す持続可能な社会への価値観とも相いれないでしょう。そこで「タイル愛」を標榜する中村タイルでは、余ったタイルの有効活用と、昨今のDIYブームの影響もあってご自身でタイル張りをされる方々のニーズにお応えする形でタイルのネット販売を始めました。
SDGsの12番には「つくる責任、つかう責任」が掲げられています。中村タイルはこの目標に共感し、大切な資源であるタイルを有効に利用し、それを社会に発信していく責務があると考えました。
タイルは売って終わり、買って終わりの商品ではありません。張ってはじめて役に立つものなので、個人のお客さま向けにもタイルを販売することでDIY、オブジェ制作などでタイルを体験する機会にしていただきたいと考えています。
さらにタイルのよさ、役割をもっと多くの方々に知っていただく機会として、本社イベントルームにおける体験教室も開催しています。
これらは、私たちの「タイル愛」を持続可能な社会の実現に向けて実践、表現したものの一部にすぎません。これからもさまざまな形で「タイル愛」を社会に向けて発信していきたいと考えております。
ネット販売
中村タイル株式会社は、
タイルの卸販売と施工を手掛ける
タイルの専門会社です。
卸販売と施工、それぞれの部門を自社内にもつスケールメリットを生かして、自社施工の現場に向けて高付加価値なタイルを調達し、使用しています。
このタイルの施工現場では業務の性質上、実際の施工面積より少し多めのタイルを用意する必要があります。そのため工事が完了するとそれぞれの現場で少しずつタイルの余りが生じます。
個々の現場が生じる余りのタイルを別の施工現場で使用するには量が足りませんが、個人のお客さまがDIYなどで使用されるには十分な量です。しかも中村タイルが現場で使用しているタイルは一般の方がホームセンターなどで目にするタイルとは異なるプロ仕様のもので、とても付加価値が高いものばかりです。
そんなプロ仕様のタイルを個人のお客さま向けにリーズナブルな価格でお届けするのが中村タイルのネット販売です。こうした取り組みは、「価値の高いタイルを処分するのはもったいない」という社内の声から始まりました。金銭的にもったいないのはもちろんですが、自然からの資源を用いて丁寧に焼いて製造したタイルを使わないまま処分してしまうのは、タイル屋としても忍びないということです。しかもその一方で、「タイルを分けてほしい」というお声をいただくこともあり、その両者の声を形にしたいとの思いがありました。従来は処分するしかなかったタイルを有効利用することは、SDGsが目指す持続可能な社会の実現にも通じるものです。12番には「つくる責任、つかう責任」がゴールとして設定されており、この理念に共感した中村タイルは、利益よりもタイルの有効利用を目指してネット販売をはじめました。ここに並べられているタイルはいずれも、どこかの建物で実際に使われた高付加価値品と全く同じものです。DIYやオブジェ制作など、あらゆる用途にぜひご活用ください。